2021.04.16
ブログ
猫にとって家の中は天敵のいない安全な場所。
しかし、住宅の中といえども、絶対的に安心とは限りません。
猫のためにも最大限の危険は取り除いてあげたいもの。
猫にとっての危険を熟知し、予防につとめましょう。
好奇心旺盛な猫にとって、台所は楽しい反面、危険な場所でもあります。
水道の蛇口から水が出るのを知っててそこから飲んだり遊んだり。
食べ物が出てくるのでおこぼれがもらえるのを期待している。
作業台がジャンプするのにちょうど良い高さであるなど、猫にとっては好奇心も食欲も満たしてくれる場所。
しかし、うっかり怪我が多いのも台所。
例としてあげるならば、
・危険な食べ物を誤食してしまう
・安全装置の付いていないコンロのスイッチを押して火傷をしてしまう
・包丁で怪我をしてしまう
・落とした食器で怪我をしてしまう
などなど、うっかりで大けがもありえます。
極力、台所には入らせない工夫が必要です。
ロフトやベランダなどがある家では、完全室内飼いであっても出入りを自由にしている猫もいるようです。
猫は階段を利用している戸建て暮らしでなければ1階なのか2階以上なのかは分かっていないでしょう。
柵をジャンプして飛び越えたり、柵の隙間から落下したりしてしまう事故も多くあるようです。
網戸のない窓、玄関から飛び出しやすい構造の家も注意が必要です。
外に興味を持っている猫はちょっとした隙間から脱走しようとします。
特に窓や玄関の開閉では注意が必要です。
帰宅時に偶然大きな音がして、玄関に出迎えに来ていた猫が恐怖から驚いてドアから飛び出すこともあります。
台所への侵入を防ぐために台所の入り口に猫がジャンプしても飛び上がれない高さのドアを取り付けましょう。
カウンターがある場合は金属製のネットやアクリル板で塞いでおきましょう。
猫の性格によっては料理中や留守番中のにガードだけで済ませられる場合もあるでしょう。
玄関には玄関のドア前に一枚扉を、窓には脱走防止ガードを取り付ける方が安全でしょう。
ロフトやベランダからの転落を防ぐために防止ネットを取り付けると良いでしょう。
すり抜けられないように大きな編み目ではなく小さめのタイプを探してください。
運動の得意なタイプの猫には金属製のネットの方が安全かもしれません。
ちょっとした空間でも出入りができますので、しっかりと隙間をなくしましょう。
フローリングの多いツルツルと滑る床の家も猫の爪がひっかからないので関節を痛めてしまう危険性があります。
滑り止め防止に猫の動線にカーペットを敷いたり脱走防止素材の床にしたりしてあげましょう。
階段のある家にも滑り止め対策を講じた方が良いでしょう。
猫にとって『危険な構造の家』と事故防止策3つについてお伝えいたしました。
人間にとってオシャレな家が猫にも快適とは限らないものです。
飼い猫の個性も見極めつつ、住みたい家にしたいのであれば、専門家もいますので相談してみるのもいいでしょう。