2022.07.29
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猫の身体は骨が沢山あります。
そのため、身体の動きがとても滑らかで柔らかく、前足を自由に動かすことができます。
その柔らかな前足で『パシッ!』と叩く、猫の心理を探ってみましょう。
人間の身体に軽くパシッと触れてくる場合は、こちらにお願いがあるのでしょう。
ご飯やおやつを出してほしい、撫でてほしい、トイレを掃除してほしいなど猫の要求は様々です。
本気ではなく、爪を出さないで軽く触れることが多いです。
しかし、あまり言うことを聞いてくれないと強めに叩いたり、大きな声で鳴いたり、あの手この手で要求を通そうとしてきます。
少し爪を出し気味にパシッと叩いてくる時は、不安を感じているのかもしれません。
ブラッシングや爪切りなどが長時間に渡ると、不快さや不安を入り混じらせたような感覚になります。
病院へ行く前にキャリーバッグなどを出して警戒させてしまうと、抱っこをした時にパシッと叩かれることがあります。
猫の堪忍袋の尾が切れると、本気でパシッと叩いてきます。
爪を出して本気で叩いた後は牙で噛みつき、足のケリケリも加わり激しさを増します。
前足のパンチの時点で不快なことを終わらせれば大丈夫です。
しかし無視して続けてしまうと、牙と足の爪で流血騒ぎに発展する危険性が大きいです。
対象物に対してパシッと叩いてくる場合は、狩り気分で遊びたいのでしょう。
人間の手をパシッと前足で叩く場合もあります。
そのほか、テーブルの上や地面に落ちている物、または飛んでいる小虫を叩いていることもあります。
独りで集中して狩りを楽しんでいる時は、猫の邪魔をしないでくださいね。
人間の手にちょっかいを出してきた時は、ジャラシ系のオモチャを使ったり追いかけっこをしたりして沢山遊んであげましょう。
猫が前足で『パシッ!』と叩くのはなぜ?4つの意味についてお伝えいたしました。
猫のしなやかな動きを支えている一つに関節の柔らかさがあります。
前足が器用なのは、色々な角度に動かせる関節を持っているからです。
猫は自分の能力をわかっているので、通常は加減をしながら叩いてきます。
本気で叩いてきた時は何か不愉快な事があると考えてあげましょう!