春は猫の『避妊・去勢』の時期!注意すべき5つのポイント

2022.03.18

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春は猫の『避妊・去勢』の時期!注意すべき5つのポイント

猫の不必要な繁殖を防ぐための避妊・去勢手術。

これを受けると愛猫が変わったという話をよく聞きますが、本当なのでしょうか?

手術後に注意するべきポイントと合わせて、お伝えしていきます。

1.体型や性格が変わることがある

避妊・去勢手術をすると猫の体型や性格が変わるといわれています。

猫はホルモンバランスの変化によって、筋肉がつきにくくなるため体つきがぽっちゃりする場合があります。

オス猫の場合はホルモンの影響で頬が丸く発達するので、手術によってスッキリした顔つきになることも。

また、避妊・去勢手術を行うと性格は性衝動やナワバリ意識が薄れるため、穏やかになる傾向があるようです。

子猫のうちに手術をするとそのままの性格で成長し、体は成猫なのに中身は子猫のままの場合も。

しかし、個体差がありますので、術後も体型や性格が全く以前と変わらない猫もいます。

あくまでも傾向だと捉えておきましょう。

2.ストレスケア

慣れない病院や手術など、避妊・去勢手術は猫のストレスになることばかりです。

ずっと緊張状態でいる場合が多いので、家に帰ってきたときはリラックスしてすごせるように環境を整えてあげましょう。

愛猫が好きなだけだらだらし、飼い主さんに構ってほしいときは構ってもらえるようにしておくのです。

多頭飼いの場合、休みたいのに他の猫にちょっかい出されてゆっくりできない、ということのないよう気をつけてあげてください。

十分回復するまで術後の猫をケージに入れてあげてもよいですね。

手術の際にたまったストレスを解消できるよう、心がけましょう。

3.傷口を舐めないようにする

避妊・去勢手術後に気をつけなければいけないのは、猫自身が気にして手術の傷を舐めてしまうことです。

それにより細菌感染を起こしたり傷口が開いてしまったりする可能性があります。

大抵の場合、病院でエリザベスカラーをつけてもらえるでしょう。

しかし、猫の動作の邪魔になることも多く、ストレスになってしまうかもしれません。

メス猫の場合は術後服を用意してもよいでしょう。

また柔らかい素材のエリザベスカラーも市販されているので、愛猫に合ったカラーを探してあげてください。

極力愛猫の動作を邪魔しないよう飼い主さんが見ている間だけは外してあげてもよいですが、その代わり傷を舐めないように観察が必要です。

4.ご飯の与え方

獣医師からご飯の与え方について指示が出る場合があります。

きちんとそれに従うようにしてください。

術後はホルモンバランスが変化し、食欲が増したり代謝が低下したりすることがあります。

また発情に関連する行動が減り消費カロリーが少なくなるため、手術前よりも太りやすくなる傾向があります。

今までと同じご飯の与え方をしていると、肥満になってしまうかもしれないので十分注意してください。

手術をした猫用のフードに切り替えたり、回復したら今まで以上に運動させたりと体重管理を行いましょう。

5.体調の変化

手術のストレスや薬が合わないために下痢や嘔吐が見られるかもしれません。

大抵の場合は数日でよくなりますが、もし長引くときは獣医師に相談しましょう。

術後すぐは一時的に免疫力が低下するので、感染症などにも注意が必要です。

同居猫がいる場合は移されないように気をつけてください。

脱走した先で病気をもらう可能性もあるので、くれぐれも外に出ないよう注意しましょう。

まとめ

避妊・去勢手術は不幸な猫を増やさないため、そして猫自身の病気の予防にもつながります。

健康な愛猫の体にメスを入れるのは気が進まないという飼い主さんもいるかもしれませんが、

発情期間中の猫と飼い主さんお互いのストレスを考える必要があります。

最善の方法を、模索していきましょう。

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