寒くなってきたら猫のアンモニャイト寝姿の季節!そこから見る猫の気持ちや注意点を解説!

2022.11.04

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寒くなってきたら猫のアンモニャイト寝姿の季節!そこから見る猫の気持ちや注意点を解説!

猫の寝姿でかわいいもののひとつに、「アンモニャイト」がありますよね。
くるんとまるまった姿はアンモナイトそのもの。
実は猫がアンモニャイトになって寝るのには理由があるって知ってましたか?
くわしい理由と注意すべきポイントとあわせて、アンモニャイトの名前の由来についても解説します。


目次
🐾アンモニャイトとは?
🐾猫がアンモニャイトになって寝るのはなぜ?
🐾アンモニャイトを見つけた時の注意点
🐾SNSや猫グッズでもアンモニャイトは話題!
🐾まとめ



アンモニャイトとは?


柔軟性の高い猫はくるりと体を丸めることができ、さらにその形のままでぐっすり眠ることも可能です。
その可愛い寝姿を見た飼い主さんたちにより、まるでアンモナイトの化石のようだと名付けられたのがアンモニャイト。
それではアンモニャイトの特徴と別名について詳しくお伝えいたします。

猫が丸まって眠る姿を指す言葉
アンモニャイトとは猫の寝姿のひとつで、頭からしっぽまでくるりと丸くなっている状態をいいます。
前足も後ろ足も床につかずに顔の前やお腹の中におさめられていて、きれいな丸い形を保ったまま長い時間眠ることが可能です。
体がやわらかい猫だからできる寝方です。
別名は「ニャンモナイト」
アンモニャイトと同じく、ぐるぐると渦を巻いた化石の「アンモナイト」に形と猫の寝姿が似ていることからつけられた造語です。
呼び方は違いますが、ニャンモナイトもアンモニャイトと同じ寝姿を指しています。
呼び名は違えど、猫に対する愛情が伝わってきますよね。

「の」の字、うずまき寝、まんまる寝など呼び方は多彩
「の」の字、うずまき寝、まんまる寝はすべてアンモニャイトと同じ寝姿です。
このようにアンモニャイトだけではなく、飼い主さんにとってイメージがしやすく呼びやすい名前で呼ばれることが多いので別名は多彩。
しかし不思議なことに「うずまき寝ってもしかしてアンモニャイトのことかな?」と猫を飼っている人にはすぐに理解できるわかりやすい名前が多いのが特徴です。

猫がアンモニャイトになって寝るのはなぜ?
猫がアンモニャイトになって寝るのには意味があります。
その理由は寒いとき、そしてリラックスしているときです。
くるりと丸くなったあの形は猫の気持ちが表現されています。
今後、愛猫がアンモニャイトで寝ていたら寝姿にこめられた猫の心理を読みとってあげましょう。

寒いので体温を逃したくないから
アンモニャイトをよく見ることができるのは寒い時期です。
というのも、あの独特の形は体温を逃がさないための寝姿です。
そのため暖かい季節や体の熱を放散したいときにはアンモニャイトで寝ることはありません。
アンモニャイトで寝ていたら猫は寒く感じている可能性があるので室温や寝床を暖かくしてあげましょう。

丸くなることで安心するから
猫が丸くなって寝るのは急所のお腹をガードできるためです。
そして急所が安全なので安心して眠ることができます。また猫は狭い場所も大好きです。
丸くした体は狭く囲われた場所に似ています。
このアンモニャイトの形はかわいいだけではなく、猫にとっては安心できる形と安全な状態を兼ね備えた万能な寝方なのです。

リラックスの証

アンモニャイトで寝ているときの猫はとてもリラックスしています。
実は外で暮らす猫は普段から外敵に襲われたときにすぐ対応できるように、寝ているときでも地面に足をつけて寝ています。
アンモニャイトの寝方はどうかというと、全く逆の状態で前足も後ろ足も地面につけていません。
とっさに逃げる必要がないと判断しているため、緊張をといてリラックスして眠ることができているのです。
また、アンモニャイトと同じくらいかわいい寝姿「ごめん寝」は、前足を使って顔を覆っていたり、香箱座りのときのように体の中に折りたたんだりしているのでリラックス状態といえます。
しかし後ろ足はしっかり地面についた状態です。こちらの寝方はアンモニャイトにくらべるとなにかあったときに即座に動ける状態といえます。
アンモニャイト=信頼の証です。今寝ている環境がとてもリラックスできているよといっているということですね。

アンモニャイトを見つけた時の注意点

可愛い寝姿のアンモニャイトですが、飼い主さんはその寝姿を見つけたら注意してほしいことがあります。
まずは猫にとって寒い可能性があるので暖かくしてあげること。
そしてリラックスをして眠っているのでそっとしておいてあげましょう。
ここではアンモニャイトを見つけたら飼い主さんにやってほしい行動についてご紹介していきます。

室温が低い時は保温グッズを増やす
アンモニャイトになるときは猫は寒いと思っている可能性があります。
あまり低すぎると猫に負担がかかっている場合があるので今一度室温に気を配ってみましょう。
とくに注意が必要なのは、自分で体温調節のできない子猫や、体の弱っている老猫、病気を抱えている猫です。
寒すぎる室温は体の弱い猫にはとても辛く健康に影響が出ることもあるので、アンモニャイトで寝ていたらまずは室温をチェックしましょう。
冬の場合、室温が20度以下なら暖房器具を利用してさらに猫の寝床に暖かい毛布をセットするなど、猫が寝ていても起きていても負担のない状態に保ってあげるといいでしょう。


猫の睡眠時間を邪魔せず見守る
飼い主さんがいる近くでアンモニャイトをするのは安心している証です。
かわいくてついつい触れたくなりますが、リラックスをして寝ている状態なのでそっとしてあげましょう。
猫の睡眠時間は平均16時間程、子猫や高齢の猫はさらに多く必要です。
猫の健康のために、触れたい気持ちをぐっと我慢して邪魔せずに見守るようにしてくださいね。


SNSや猫グッズでもアンモニャイトは話題!

SNSでも、アンモニャイトのかわいい寝姿を投稿する人がたくさんいて、猫好きはとても癒されています。
投稿写真で多いのは、土鍋の中にすっぽりとおさまっているアンモニャイトです。いわゆる「猫鍋」です。
ときには二匹一緒に入っている猫鍋は温かそうで、見ている人の心をぽかぽかにします。
また、アンモニャイトになった猫の写真がプリントされたパーカーや、アンモニャイトの形を使って視力検査ができるTシャツ、アンモニャイト型のデスクピローなど遊び心あふれるグッズも多く販売。
あとは伊達巻や明石焼きのひとつがアンモニャイトになっていたり、そら豆の中身がアンモニャイトになっていたり、バラエティに富んでいて見ているだけで可愛さが伝わってきます。
リアルでは見ることができない、イラストならではの美味しそうなアンモニャイトを楽しむことができます。

まとめ

かわいいアンモニャイトをみかけたらまずは室温を確認して寒すぎる場合は少し暖かくしてください。
寒さに問題なければアンモニャイトになって寝ているのは日々安心して暮らせている証拠です。
居心地がよくリラックスしているので、できればそっとしておいてあげましょう。
とはいえずっと触れずに我慢を続けるのも辛いですよね。
そんなときは動画であれば静かなまま猫のかわいい寝姿をおさめることができますし、猫もびっくりすることはありませんのでぜひ活用してみてください。
暖かい時期にはなかなかお目にかかれないので見守りつつかわいい姿を堪能してくださいね。