2021.06.18
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猫は肉食の生き物。
ましてやキャットフードなどの総合栄養食を食べている猫たちには野菜は必要ではありません。
しかし中には野菜好きな猫もいます。
一緒に野菜を食べられるのなら、ちょっと嬉しいですよね。
それでは、猫も食べられる夏の野菜についてご紹介します。
ビタミン類の豊富な「かぼちゃ」は猫が好む夏野菜の代表です。
ただし、硬い皮やフワフワした種の部分は消化がしづらいので取り除きましょう。
そして必ず茹でたり蒸したり火を通してから食べさせるようにしましょう。
かぼちゃはカロリーが高いので使う量を少なくします。
食欲が落ちてしまった時に少量をトッピングにすると、かぼちゃの力で食べてくれるかもしれません。
背後にきゅうりを置かれた猫がびっくりして飛び上がってしまう光景を見たことがある人も多いかもしれません。
突然背後にいるのは苦手でも、水分の多い「きゅうり」も猫が食べても大丈夫な野菜です。
シャリシャリとした食感を好きな猫もいるようです。
痛いイボイボなどのある皮はあらかじめ切っておきましょう。
ただしたくさん食べると下痢や消化不良を引き起こす可能性もありますので、少しだけあげてくださいね。
ビタミンや食物繊維の含まれる「キャベツ」も食べて大丈夫な野菜です。
ごく少量であれば生でも火を通しても、健康に大きな害はとされています。
しかし、生のキャベツを長期的に与え続けると、チアミン欠乏症や甲状腺の機能を低下させてしまう恐れがあることが、最近の研究で指摘されています。
猫にキャベツを与える時は軽く茹でるなどして火を通し、おやつやトッピング程度の少ない量を心がけた方が良いでしょう。
また、キャベツにはシュウ酸が入っているので、尿石症など泌尿器系に持病のある猫へは与えるのを控えましょう。
しっかりと茹でたジャガイモは、少量なら猫に与えても問題はありません。
ただし、ソラニンというアルカロイドが皮や芽に含まれていますので、芽のでたジャガイモや加熱していないジャガイモは与えないでください。
また、素材はジャガイモであっても、フライドポテトなど人間用に加工されている食べ物は油や塩分が過多になる恐れがありますから、絶対に与えてはいけません。
赤いトマトは少量なら食べても大丈夫です。しかし、トマチンが多く含まれる緑色の部分には注意が必要です。
トマチンはジャガイモに含まれるソラニンと同じアルカロイド成分です。
緑色でまだ熟していない果実も、葉やガクと同じように危険ですから食べさせないようにしてくださいね。
猫が食べてもOKな『夏野菜』5種についてお伝えいたしました。
猫は自分にとって害になる食べ物は口にしません。
しかし、人間と一緒に暮らす時間が長くなると、人間の食べているものに興味を示します。
前述のとおり、猫は肉食動物であり野菜は必要としていません。
食欲の落ちている場合や、水分をとりにくくなっている場合に野菜少し与える程度にしておきましょう。
総合栄養食を食べていて、飲食に問題のない猫には、あえて野菜を与える必要はありません。