2021.07.03
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猫も人間と同じように、暑さで夏バテになることがあります。
ふかふかの毛に覆われて、暑くないわけがありません。
猫の体調管理も飼い主さんの大切なお仕事です。
猫が夏バテにならないように、夏バテを防ぐ4つの対策をご紹介します。
気温が上がってくると猫も夏バテをしてしまいます。
室内にこもりっきりの猫は部屋の中の温度や環境で室温が上がり夏バテをしてしまう事がよくあります。
飼い主は猫が夏バテをしないようにしっかりと普段から食生活や環境を管理していくことが大切なのです。
今回は猫が夏バテをしないようにできる事4つとおすすめの夏バテ予防グッズをご紹介します。
猫の夏バテ防止には食事をしっかり取れているか?という事が大切です。
夏バテ対策のためにも、フードはいつも新鮮なものを用意してあげましょう。
猫が夏バテする原因として猫が傷んだフードを食べて吐いたり、下痢になると体力が落ち、体調を崩したことがきっかけで、夏バテになってしまうこともあります。
夏バテで餌を食べる量が少ない場合は、量がすくなくてもカロリーの高いものを与えることも一つの方法になります。
ほかには、温めて香りをだしたり、少しトッピングをしてあげるのも食べるきっかけ作りにはいいかもしれません。
夏バテ防止以外にも食中毒の予防のためにもウェットフードを食べさせている場合には、夏場は早めに片付けるようにして、猫が傷んだフードを食べないようにしましょう。
すぐに気温が上がる夏場は特に、ウェットフードの残りが傷みやすくなります。
フードのお皿も早めに片付けて、雑菌が増えないようにしましょう。
食べないからといってウェットフードやおやつなど高カロリーの食事を夏バテ対策で与えすぎると肥満の原因になってしまうので、摂取量をしっかり決めるようにしてください。
猫の夏バテ対策では、しっかりと水分を摂取させることも大切です。
猫はもともとあまり水分をとらないとされていますので、夏場にはより脱水症状になりやすいと言えるでしょう。
水分不足で猫が夏バテをしないように水をこまめに変えたり、複数個水のお皿を置いたりして、猫が水を飲むように仕向けましょう。
猫が夏バテをしないように流れるタイプの給水器などで、猫の興味を惹くのも良いかも知れません。
夏バテ対策で猫がドライフードだけを食べていて、あまり水を飲まない場合は、ウェットフードも与えるようにすると、水分が食事からも摂れるようになります。
与える分量はしっかり測りあげすぎには注意して、肥満に気をつけながらフードも工夫してみましょう。
猫の室内飼いで夏バテさせないためには、部屋の温度調節がとても大切です。
猫は、急激な温度変化には弱い生き物です。エアコンや扇風機を効果的に使用して、猫が快適に過ごせるようにしましょう。
夏バテにならないための適正温度は、環境や猫の好みや、飼い主さんの生活にもよりますが、夏場は27度前後に設定しておくと良いと言えるでしょう。
注意することは、猫ベッドなど猫が休むところに直接風が来ないようにする、締め切らず換気もする、温度を下げすぎないようにする、ということです。
網戸など、風が通るように出来る場所は、出来るだけ開けておくと良いでしょう。
出かける時でも、換気扇を回し、換気口は開けておくなどして、空気の通り道を作って、猫が夏バテにならないようにしましょう。
ただし、この季節は脱走してしまう猫ちゃんが増えるともいいますので、窓を開ける際には十分脱走にも気を付けましょう。
猫は日向ぼっこするのも好きなので、日光にあたれる場所と、日陰の場所を作って自由に動けるようにしてあげてください。
遮光カーテンを使って、室内でも日光を遮ることが出来るようにしましょう。
猫は本来、夏バテにならないように、自分で快適な場所を探して休みます。
一部屋に閉じ込めたり、ケージに長時間入れっぱなしにしたりすることが無いように気をつけてください。
先述したように猫は自分で夏バテを予防するため、涼しい所を探すのが得意です。
涼める場所に夏バテ防止グッズを置いてあげたり、水を用意したりすることもできますので、飼い主さんは普段猫がどこで涼んでいるのか?を把握しておきましょう。
猫が夏バテになっている時には以下のような症状が見られます。
ぐったりしてる、呼吸があらい、よだれ、急な嘔吐や下痢、痙攣などは夏バテではなく熱中症の症状です。
なので、命にかかわりますので、ただの夏バテだなと放っておかずにすぐに病院へ行きましょう。
猫の体が熱い場合、病気や怪我などの原因で発熱している場合と、熱中症や夏バテで熱くなっている場合があります。
猫の場合、体温が39度後半~40度以上であれば発熱していると言えます。
わからない場合には、獣医さんで猫が夏バテかどうか診てもらうと良いでしょう。
また、普段は口で息をしない猫が、舌を出したりしてハァハァと息をしている場合には、熱中症が考えられます。
この時には、猫の体に水をやさしくかけたり、冷たいタオルをあてて冷やしたりなどして応急処置をしてから、早めに動物病院へ連れていってください。
痙攣している場合には大変危険な状態なので、すぐに動物病院に連れていってください。
飼い主さんでは、夏バテなのか病気なのか、見極めることが難しいので、やはり動物病院で診察を受けるようにしましょう。
猫の嘔吐や下痢などの症状も、夏バテから体調を崩してしまった可能性があります。
元気がない、おしっこが少ない、などの時には夏バテで体力が落ち、水分が取れていないことが原因で脱水症状をおこしている場合もあります。
室内を涼しくしたり、水分を取らせるようにしたりして、夏バテの症状が改善するようにしてあげましょう。
夏バテ防止のために、猫用の快適グッズを使う方法もあります。
猫用のジェルマットは、冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やして使います。
猫用のクールベッドは、ベッドのマット部分に保冷剤を入れたりジェルマットを入れたり出来るものです。
ただし、ジェルマットや保冷剤を使う場合は、猫ちゃんがその中の成分を誤ってお口にいれないように気を付けてくださいね。
クールマットは、冷蔵庫で冷やさなくてもヒンヤリとしているマットで、人間の夏用のものも販売されています。
アルミプレートやアルミで出来た鍋は、そのままでもヒンヤリとしているので、猫が乗ったり中に入ったりすることで、体の熱を取れます。
グッズを効果的に使い、猫が自分で気に入った方法で体を冷やせるようにしてあげて、夏バテ対策をしてください。
猫の夏バテ防止にはなんといっても体力が重要なので、毎日の食事と水分補給には気を使いましょう。
餌のお皿を観察することで、食事量や水分量は、飼い主さんが簡単に猫の体調を判断出来る目安になります。
また、完全室内飼いの猫にとっては、家の中の温度が高いと、逃げる場所がありません。
家の中を快適にして、夏バテにならないように、普段から気をつけてあげましょう。
猫が夏バテをしない環境は、人間にとっても快適な空間になっているものです。
エアコンや扇風機を使うのはもちろん、遮光カーテンをつけたり、猫グッズをうまく取り入れたりして、夏バテ知らずの夏を過ごしてください。