メス猫が発情期になった時の仕草と対処法

2022.09.09

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メス猫が発情期になった時の仕草と対処法

メス猫の発情期とは、どのようなものでしょうか。
メス猫が発情期になった時の仕草と対処法をご紹介します。

目次
🐾メス猫の発情期にみられる仕草
🐾メス猫が発情期になった時、よくあるサイン
🐾メス猫の発情期で一番困る「鳴き声」
🐾メス猫の発情期が訪れる時期と期間
🐾メス猫が発情期の時の対処法
🐾まとめ



メス猫の発情期にみられる仕草

メス猫が発情期を迎えると
このような発情期特有の行動がみられます。

●身近なもの・人に頭や首をこすりつける
●尿の回数が増え、普段よりも匂いがきつくなる
●落ち着きがなくなり、外に出たがる
●食欲が低下する
●地面に体をスリスリする
●頭を低くして腰を持ち上げ、後ろ脚を足踏みしながらしっぽを一方に寄せる


メス猫が発情期になった時、よくあるサイン



発情期特有の行動以外に見られる
発情期になったメス猫のよくあるサインをご紹介します。

①まるでまたたびを与えたときのような行動

メス猫が発情期になると、またたびを与えた時のように
横たわってゴロゴロと体をくねらせるような行動を取ります。

②オス猫を受け入れるときの体勢を見せる

発情期のメス猫はお腹と胸を地面につけて
お尻を上に突き出すような体勢を取るようになります。

③普段はあまり聞かないような高い声で鳴く

飼い猫といつも一緒に過ごしている人であっても
日常生活であまり聞かないほどの高い声を出すようになります。
個体によっては発情期を迎えても高い声を全然出さない猫もいます。

④「尿スプレー」をする

発情期のメス猫は尿スプレーをする場合があります。
尿スプレーはオス猫を自分に寄せ付けるための行動のひとつです。
飼い猫にトイレのしつけをしていても
時期になると尿スプレーをする場合があるので
発情期が来たと認識できるでしょう。

⑤いつもは拒絶するオス猫を受け入れる

「オス猫がメス猫の行動を制限するために首を咬む」
「オス猫がメス猫に対して、のしかかる」
普段のメス猫は上記に示したオス猫の行動をとても嫌がりますが
発情期のメス猫は嫌がる素振りは見せず、オス猫を受け入れる体勢を取ります。

メス猫の発情期は見落としがち

メス猫は発情期を迎えたメス犬でよく見られる「出血」がないのが特徴です。
犬と同じような感覚で見ると発情期のタイミングを見落とす可能性があります。
発情期がきているか確かめたいなら普段から猫の様子を見ることが大切です。
目に見える違いが感じにくいですから、猫の行動を注視します。


メス猫の発情期で一番困る「鳴き声」



発情期を迎えたメス猫がオス猫を呼び寄せるために
普段よりも高くて大きい声で鳴く事が数日間継続するために
「近所迷惑ではないか」
「夜うるさくてなかなか寝付けない」
と悩んでしまうことがあると思います。

メス猫が鳴く行動を止めるために
「室内から出さないようにする」
「うるさいと注意する」
上記に挙げた方法を取っても
実際に発情期のメス猫を鳴き止ませることができない上に
かえってストレスをかけてしまうことになります。

体をすり寄せて甘えてくることがありますが
かわいくて撫でてしまうと発情をあおる原因となるので
この場合は余り干渉しないで様子を見ていると良いです。

発情時期の注意点

発情期のメス猫は
いつもと違う行動を取るので注意が必要です。

飼い猫の性格が変わる可能性があります。
そのような素振りがなくても
飼い猫が発情期になると咬まれる人がたまにいます。

個体によっては食欲がなくなる猫もいます。
2~3日様子を見ていても状態が変わらないようでしたら
かかりつけの獣医に相談をしてみましょう。


メス猫の発情期が訪れる時期と期間



メス猫の初回発情期は一般的に
生後半年から10ヶ月の間に迎えることが多いかと思います。
長毛種よりも短毛種の猫の方が早い傾向にあります。

発情するタイミングは1年間のうちで
「少しずつ暖かくなる2月くらいから春先の4月頃」
「初夏の時期である6月くらいから8月頃」
の計2回訪れます。

暖かい時期に発情期を迎える理由として
寒い季節よりもエサの量が多い上に
子猫が生きていける確率が高いためと言われています。

発情期の長さ

「メス猫が住んでいるエリアにオス猫がいる・いない」
「メス猫の年齢」
上記に挙げたように
猫の個体や猫の住居環境によって違いはありますが
メス猫の発情期の期間は
平均15日くらいで長くても20日間と言われています。


メス猫が発情期の時の対処法



メス猫に子供を産ませるつもりがなければ
避妊手術をしてメス猫の健康を守る方法があります。
避妊手術を受けた大半のメス猫は
オス猫に興味を持たなくなると言われています。

メス猫の発情期というのは
子供を産むために必要な体の仕組みといえますが
猫を飼っている人の中には少なからず
「子供は産ませない」と考えている人がいます。
オス猫に近づけないようにしている人もいます。

メス猫の発情期にオス猫を受け入れない期間が長いと
メス猫に負担がかかる場合があります。
負担がかかる具体的な事例を下記に掲載します。

「メス猫の発情期に雄猫を受け入れない期間が長いと
子宮蓄膿症を引き起こす原因となる場合がある」

「オス猫と長期間接触させていないメス猫は
ストレスを抱えやすく寿命にも影響を及ぼす可能性がある」

オス猫の発情期の対処法

メス猫の発情期は特有の行動を取りますが
オス猫にも同様に発情期がきた際のサインがあります。
それが「夜中にずっと鳴く」という行動です。
オス猫にも発情期の対策があります。

1.またたびで気を引く
発情期を迎えたオス猫に
またたびを与えることも対策になるかもしれません。
またたびを与える量はオス猫の健康に影響を与えないよう
1日の目安量を守りましょう。

またたびはすべての猫が喜ぶというわけではありません。
そもそも興味を持たない場合も有り得ます。
根本的な解決にはなっていないので注意しましょう。

2.メス猫とできるだけ接触させない
もし家の中でたくさんの猫がいる場合
オス猫のテリトリーの中にメス猫がいれば難しいことですが
可能ならばメス猫と接触させないことで発情を少し緩和できます。

3.去勢手術
一番有効な方法です。
子供を産ませないのであれば
発情期のストレスや発情期に伴う
体調の変化、脱走などの事故を防げるので
獣医師と相談してみましょう。


まとめ



猫の発情期とは通常1年に2回ほど起きるものですし
子孫を残す上で大切な体の仕組みです。
しかし、飼い猫は発情期特有の行動を取りますので
それを踏まえた上で
どのような対策が良いのか検討してみると良いでしょう。

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