2021.08.27
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ペットショップではたくさんの犬や猫が日々ショーウィンドウに並んでおり、
見ているだけでも癒されます。
しかし、そんな中でも、明らかに売れ残っている猫を見たことはありませんか?
小さなゲージの中に大きくなった体が不釣り合いで、心を痛めた経験はないでしょうか?
今回は売れ残りの猫のその後や、いざ助けたいと思った時にできることを紹介いたします。
ペットショップで売れ残ってしまった猫は、その後どうなるのでしょうか。
保護猫団体のような機関と連携して里親探しをしている所もあるようですが、これは本当に良心的なお店に限った話です。
一般的には、次のような場所へ移されます。
もう察しがつくと思いますが、悲しい猫生が待っています。
「引き取り屋」とは売れ残りの犬猫を買い取って面倒を見る業者です。
聞こえはいいですが、ほぼ飼育放棄をして死を待つだけという残酷な場です。
売れなかったからといって、命ある猫たちにそんな残酷な運命をたどらせることなんてできない、と考える方も多いでしょう。
どうにかして売れ残った猫を助けたい!
手段に迷ったら、次のような方法を検討してみてください。
猫のボランティア団体の中には、ショップの子を助ける活動をしているところがあります。
個人的に活動されている方もいらっしゃいます。
お住まいの地域にそのような団体があれば、相談してみてください。
売れ残りの子や、訳ありの子であればショップからも積極的に迎えたいと考えている方もいらっしゃいます。
SNSを通すことで広く情報が届けられ、飼い主さんが見つかりやすくなるでしょう。
ただし、責任を持って家族に迎えてくれる相手かどうか確認しなければなりません。
ペット可の住居かどうか、なぜ名乗り出てくれたのかなど、DMなどを利用してやり取りすることをおすすめします。
もちろん、自分の家族として迎えるという方法もあります。
保護猫を優先的に迎えることは大切です。
しかし、生体販売というシステムがなくならない限り、悲惨な猫生を送る猫が出てくることも事実です。
気にかかった子を心から受け入れたいと思った時は、その子が運命の子なのかもしれません。
幸せにしてあげてください。
どのような猫が売れ残ってしまうのでしょうか?
非常に身勝手な理由ですが、いくつか特徴があります。
売れ残りの子の中には持病を抱えているケースがあります。
家族に迎えることを検討する際は、必ず理由を聞くようにしてください。
少々踏み込んだ質問をしても大丈夫です。
持病があればケアが必要になります。
適切なお世話をしてあげるためにも、諸々確認しておくことが重要です。
尊い命に値段をつけ、売り物と化す文化には心が痛みます。
その後の猫生を想像しても、生体販売というシステムの在り方を見直す必要があると思います。
今回は、現状でできることを紹介させていただきました。
敢えて「売上」というものに貢献したいとは思いませんが、猫の命は生まれや育ちに関係なく平等であるべきではないでしょうか。
生体販売というものがある以上、ショップの猫達にも生きる権利があります。
売れ残った猫を目の当たりにして「助けたい!」と思ったら、できる範囲のアクションを起こしてみてください。